新婚旅行で訪れたギリシャ・サントリーニ島。
実は、ギリシャは世界最古のワイン産地であり、土壌や気候条件などに恵まれたサントリーニ島もワイン銘醸地のひとつなのです。
日本だとあまり見かけないギリシャワイン。ワイン好きの私は、サントリーニ島を訪れた暁には、絶対にワイナリーに行くぞー!と心に決めていました。
今回訪れたのは、絶景ワイナリーとしても名高い、サントワイン(サントワインズワイナリー/Santo Wines Winery)です。
サントワイン(Santo Wines Winery)とは?
サントワインは、サントリーニ島の中心地フィラから程近いピルゴス村に位置するワイナリー。1947年に設立した生産者組合で、1,200名の組合員を有します。
★公式HP(英語、ギリシャ語)はこちら↓
アクセス
私たちはイアに宿泊していたので、まずサントリーニ島の中心地フィラに向かいます。バス賃€1,8で、所要時間は20分ほどです。
フィラに到着したら、さらにフィラのバスターミナルから、アクロティリ遺跡かペリッサビーチ行きのバスに乗ります。
バスに乗り込むと、切符売りの人が席を回ってくるので、「サントワイン!」と行き先を告げればOKです。
バス賃€1,8、所要時間は15分ほどでワイナリーに着きます。
運転手が「サントワイ〜〜ン!」と大声で言いながら、ワイナリーの前にバスを停めてくれますよ。
帰りは少し注意が必要かも??
帰りは、行きとは異なる場所の、道端のバス停でバスを待ちます(心配であれば、ワイナリーの人に場所を聞いてください)。
しかし、どうやら私が待っていたのは反対側のバス停だったようで…(そもそも全然違うバス停だった可能性も?)。
通り過ぎようとするバスに、他の外国人観光客2人と一緒に駆け寄って気づいてもらえたので事なきを得ました。笑
バス停は分かりづらいですが、見通しの良い道路なので、バス自体を見逃すことはあまりないと思います。まぁなんとかなります、大丈夫!笑
ワイナリーに到着!
あまりバスを降りる人がいなかったです。遺跡の方まで行く人が多いのですかね。
ワイナリーの入口の樽看板の前でパシャリ。
私が着用している白いノースリーブワンピースは、フィラの街で購入したものです。 サントリーニ島は、島にぴったりの白い洋服がたくさん売っているので、現地で旅の服を買うのもおすすめ♡
期待に胸を膨らませ、足取り軽くレッツゴー♪
世界一の絶景ワイナリー
ご覧ください!この絶景!!
エーゲ海を臨む、断崖絶壁に位置するサントワイン。
写真は、オーシャンビューのテラス席です。ここでワイングラスを傾けるなんて、ロマンティックすぎる…!
ただ、この席は直射日光が当たり暑すぎるので、誰もいませんでした。夕方は暑さが和らいでいいかもしれませんね。
他にも、屋内席と屋根付きのオープンテラス席がありました。
オープンテラス席の一番海側の席は人気で、終始埋まっていましたよ。オーシャンビューを独り占めできていいですね~。
ギリシャ固有ブドウ品種ワインをテイスティング
私達は、空いていたオープンテラス席の中ほどに座り、6種類のワインテイスティングセットを頼んでみました。€18だったかな?
ワインのラインナップはこちら。説明書もくれるので親切ですね。
上の写真の、青い丸印が付いているのが本日のワインです。
SANTORINI ASSYRTIKO(白・辛口)
(品種:Assyrtiko(アシルティコ)100%)
柑橘系の香り。心地よい酸味と力強いミネラル感。
SANTORINI NYKTERI(白・辛口)
(品種:Assyrtiko(アシルティコ)75%、Athiri(アシリ)15%、Aidani(アイダニ)10%)
柑橘系と白い花の香り。スパイシーな余韻、ミネラル感。3ヶ月間オーク樽熟成。
SANTORINI NYKTERI RESERVE(白・辛口)
(品種:Assyrtiko(アシルティコ)75%、Athiri(アシリ)15%、Aidani(アイダニ)10%)
柑橘系の香り。複雑なミネラル感。12ヶ月のオーク樽熟成によるバニラ香も。
AGERI(ロゼ・中辛口)
(品種:Assyrtiko(アシルティコ)、Mandilaria(マンディラリア))
ストロベリーとチェリーの香り。優しい酸味と長く続く余韻。
KAMENI(赤・辛口)
(品種:Mandilaria(マンディラリア)100%)
オーク樽での熟成。滑らかなフルボディ。熟した赤い果実、バニラやスパイシーな香り。
SANTORINI VINSANTO(赤・極甘口)
(品種:Assyrtiko(アシルティコ)85%、Aidani(アイダニ)15%)
干しブドウから造られた甘口ワイン。3年のオーク樽熟成。濃厚なコクがあり、バランスの取れた味わい。はちみつやレモンの香りも。
アシルティコ、アシリ、アイダニ、マンディラリアはすべてギリシャ固有のブドウ品種ですね。
ギリシャのブドウ品種としては、ヘラクレスの血と呼ばれるアギオルギティコや酸味強めのクシノマヴロも有名ですが、前者はネメア、後者はナウサなど別の地域で栽培されています。いつか飲んでみたいなー。
今度、ギリシャワインについて別記事にまとめてみようと思います。
少量ずつ注がれてくるのかと思いきや、普通にグラス6杯分…!
夫はお酒が飲めないので、私一人で全部いただきます♪
個人的には、白とヴィンサントがおすすめです。
白は、暑い気候にぴったりのスッキリした味わい、ヴィンサントはジャムのような濃厚な味と香りで美味でした。
実はこのとき、風邪を引いていた私は(お酒飲むなよ!)、朝から必死に鼻の通りを良くしようと頑張り(鼻を限界までかむ、蒸気を吸い込む、鼻炎スプレーetc…)、奇跡的に嗅覚を取り戻すことに成功!
ワインの味・香りを存分に楽しむことができました。
しかし、ワイナリーを後にすると、また鼻づまりで嗅覚を失ったので、ワイナリーにいる間だけワイン好きの私に酒神バッカスが微笑んでくれたのだと思います(え?)。
そういえば、湿度など気候条件によって人間の味の感じ方は変わるらしいですよ。
カラッとしたギリシャと、湿度が高い日本とでは、同じワインでも少し違った味わいになるのかもしれませんね。
テイスティングセットには、おつまみとしてチーズとクラッカーとオリーブが付いてきます。
夫は、景色を眺めながらひたすらおつまみをもぐもぐ…(ワインに興味ないのに連れてきちゃってごめんね!)。
おつまみの量がわりと多めなので、お腹にたまったようです。お昼時なのでちょうど良かったかも。
おみやげ
広々としたショップには、各種ボトルワインの他に、食べ物や雑貨などギリシャのいろいろなおみやげが売っていました。
私は家族へのお土産に、先ほどのテイスティングで気に入った、SANTORINI NYKTERIとVINSANTOを購入しました。
さいごに
絶景のエーゲ海が臨めるサントワイン(サントワインズワイナリー/Santo Wines Winery)。
サントリーニ島の美味しいワインを心ゆくまで楽しめます!
ワイナリーツアーもあるそうなので、お時間のある方は参加してみては?
サントリーニ島のブドウは、強風に耐えうるよう”クルーラ仕立て”という、枝を低い位置で螺旋状にした、世界で唯一の栽培方法で造られるそうですよ。見たかった〜。
お酒やワインがお好きな方はもちろん、そうでない方も、素晴らしい景色を楽しめる、おすすめスポットですよ♪
★サントワインのものではありませんが、サントリーニ島の白ワインとヴィンサントが気になる方はこちら↓を試してみては? ドメーヌ・シガラスは、漫画「神の雫」にも登場する有名なワイナリーです。
★今回の旅のお供、サントリーニ島にもぴったりの歩きやすいビーチサンダル&スニーカーはこちら↓
★アテネにも行くなら要スリ対策!最強の防犯肩掛けバッグはこちら↓