スリランカ

天空の宮殿跡 世界遺産・シギリヤロック登頂編&番外編~スリランカでしか味わえないキングココナッツ~【スリランカ旅行3日目①】

世界遺産・シギリヤロック、スリランカ

スリランカ旅行3日目。

いよいよ旅のハイライト、世界遺産シギリヤロックに登ります。

シギリヤロックとは?アクセスは?

シギリヤロックとは、カーシャパ1世(在位477~495年)によって造られた、標高370m(岩そのものの高さは約200m)の巨石の上にある王宮跡です。
天空の宮殿跡」と紹介されることも多いです。

父を殺害し王位を奪取したカーシャパ1世が、父を供養するため、また、弟に王位を奪還されることを恐れたため、この巨石の上に遷都したのだとか。
しかし、王宮完成からわずか11年後、大軍を率いて攻めてきた弟に観念し、カーシャパ1世は喉を掻き切り自害し、シギリヤは陥落してしまいます。

シギリヤロックには、悲しい物語が隠されていたのですね。

シギリヤロックは、スリランカの中部州のマータレーにあります。

シギリヤロックは、昨日の宿泊先であるバワ建築リゾート、ヘリタンスカンダラマから25kmほどの距離に位置します。

ヘリタンスカンダラマ、スリランカ
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↑そういえば、ヘリタンスカンダラマの敷地を出るときに、ゾウさんとすれ違いました。ホテルで飼っている(!)らしいですよ。

いざシギリヤロック登頂!

さて、シギリヤに到着しました。

チケットカウンターのある建物でお手洗いを済ませ、観光開始です。

途中にトイレはないので、登頂する前に必ず寄るのがおすすめ。シギリヤロック観光は、登って降りてくるまで往復3時間ほどかかります。

ウォーターガーデンなどの都市遺構

敷地内には、広い庭園や噴水跡があり、登り口まで結構歩きます。

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かつてはこんなに広いウォーターガーデンが存在したそうです。ウォーターガーデンの中を歩いてみます。水が満たされていたころの光景は、さぞ素晴らしかったことでしょう。
岩に登る前に、早くもこの遺跡の壮大さに気付き始めました・・・。

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ウォーターガーデンの細かい部分には、実に細かい意匠が凝らされています。
上の写真の、ちょうど真ん中あたりを横切っている塀は、朽ちて高さがガタガタになっているのではなく、波を模してあえて凸凹にデザインして造っているのだそう。

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井戸の跡も残っています。

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シギリヤロックが遠くに見えてきました。お、大きいです。。

シギリヤロックに向かう道の両側の水路には、噴水も残されています。

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水圧を利用し、地面にあいた5つの穴から水が噴き出す仕組みです。ちなみにこの噴水はいまでも現役らしく、雨の日には水が噴き出すそうですよ。

下の写真は王の水浴び場だそうです。美女たちと入ったのですかね~。

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水浴び場には、大きな岩の上から滝のように水が流れ込んでいたらしいです。

ちなみに、水浴び場の裏手に回ると、王の着替え場があります。

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こちらの洞窟で、オイルランプを灯して着替えをしたそうです。
お着替えシーンを、女性陣に見られたくなかったのですかね。ちょっと微笑ましいです。

他にも、シギリヤロックの周りには、自然の洞窟がいくつか存在します。

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こちらの洞窟、岩に水切りがしてあるということは、僧侶が過ごした場所ということですね(水切りについてはこちらの記事を参照)。ここでは瞑想などが行われていたそうです。

洞窟の壁には、写真ではちょっと分かりませんが、壁画も残されていました。

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上の写真の、他の部分より白く盛り上がっている部分は、フレスコ画の下地の漆喰です。分厚くしっかりしています。
やはり王の住処、プロの手によってフレスコ画が描かれたことがうかがわれますね。

ちなみに、同じく世界遺産であるダンブッラ石窟寺院のフレスコ画は、住民の手によって描かれたので、漆喰も薄く、脆くはがれやすかったそうですよ。

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↑美しい、自然の岩のアーチ。

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蜂の巣があるので、「蜂に注意!お静かに」と書かれた注意の看板が出ています。
蜂が活動的な時期には、危険なので上まで登れないこともあるそうですよ。幸い私たちは時期が良かったのか、無事頂上まで登ることができました。

ただ、ガイドさんによると、「蜂に狙われるから、黒い服は着ていかないほうがよいよ~」とのことでした。

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ちなみに、私たちが登ってきたメイン階段の脇に、もうひとつ細い階段があったのですが、これは当時、従者たちが使ったのだそうです。王と同じ道を歩くなんて恐れ多い!という考えからでしょうか。

 シーギリヤレディ&ミラーウォール

登り始めて最初の見どころ、シーギリヤレディミラーウォールの手前までやってきました。

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↑下から見上げたミラーウォール。

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ミラーウォールの手前まで来ました。それにしても絶壁・・・。

上の写真の中央に伸びる螺旋階段をのぼり、フレスコ画で描かれた美女たち、通称シーギリヤレディを拝見します。

現在は撮影禁止になっているため、ウィキペディアからの埋め込みリンクの写真を貼っておきます。↓

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By Bernard Gagnon投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link

18人の豊満な美女たちの絵が、とても状態良く残っていたことに驚きました。
往年は500人ほどの美女の絵が描かれていたそうですよ・・・!
そんなに大勢の美女が並んでいるなんて、さぞ華やかな光景だったでしょう。
それにしても、足場のない時代に、一体どうやって描いたのでしょうか・・・。神秘。

シーギリヤレディを観た後、再び螺旋階段を降り、ミラーウォールに向かいます。

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↑螺旋階段から見下ろしたミラーウォール。
螺旋階段は傾斜が急なので、踏み外さないように注意しながら降ります。

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ミラーウォールは、現在は何の変哲もない薄茶色の壁に見えます。
しかし、当時は顔が映るほどピカピカに磨かれていたそうです。つるっとした光沢に名残をとどめていますね。

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↑よく見ると、昔のシンハラ文字で詩が綴られています(上と中央の横書きの黒い文字)。写真だと非常に見づらいですが。

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↑足元には雨に備えて排水溝も完備。さすが周到ですね。

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眼下には、登る前に歩いてきた水の庭園が遠くに見えます。ずいぶん高いところまで来たなあ・・・。

ライオンロック

ミラーウォールを過ぎ、少し登ると、ライオンロックが姿を現します。

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当時はライオンの頭もあったそうですが、現在は足しか残っていまん。それでも、巨大さが分かります。

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ライオンロックの上に続く階段をさらに登っていくと、いよいよ頂上にたどり着くのですが・・・しかし、急で狭く、意外と長い道なので途中で息が切れてしまいます(運動不足)。
バテて途中立ち止まっていると、欧米人のおじさんに、「ガンバレニッポン!」と声をかけられました。疲れてろくに反応できなくてごめんなさい。笑

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シギリヤロックの隣には僧侶が暮らした山も。この山も登れるらしいです。

 頂上

ついに頂上に到着です!

頂上にはかつて宮殿があったそうですが、今は土台を残すのみです。

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写真だとあまり高さが伝わりませんが、見晴らしは、「最高・・・!」の一言です。

見渡す限りのジャングル・・・!なんと深い緑・・・!

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なんだかマチュピチュ感があります(行ったことないですけど。イメージで笑)。

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頂上は思ったより広く、自由に歩き回れます。階段もいくつもあり、ずいぶん凝った設計だったようですね。

それにしても、どのようにしてこの大量のレンガを運んだのでしょうか・・・。

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頂上でワンちゃんがお散歩していました。君も登ってきたのか・・・!

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↑水浴び場。

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↑王座も残っています。

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おもむろに足を止めて、階段にいた昆虫を踏まれないように逃がしてあげるガイドさん。優しい!

 下りのみどころ

頂上を散策した後、来た道とは違うルートで降りていきます。

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イケメンな佇まい(?)のお猿さんに遭遇。こんな感じで普通に猿がいるので、荷物を持っていかれないように少しだけ注意ですね。特に凶暴な感じはしませんでしたが。

帰り道にもいくつか見るべきスポットがありました。

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↑会議堂。
こちらの会議堂は、大きな岩の上部を平らに削り取って造られています。王座も設えてありますね。

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↑Asana Cave。僧侶が瞑想をした場所。ここも雨よけに岩に水切りがしてありますね。

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↑コブラの岩。
ほとんど下ってきたあたりに、最後の見どころ、コブラの岩があります。
コブラの頭のような形に見えることから、コブラの岩と呼ばれます。言われてみれば、たしかに見えるかもしれません・・・。
岩をコブラに見立てるというのは、コブラを崇拝するスリランカ人らしい発想ですね。

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↑帰りの車の中から見たシギリヤロック。よく登ったなーとしみじみ。

まとめ

悲しい物語に包まれたシギリヤロック。

父を殺し、弟を恐れこの要塞を築き上げた王は、素晴らしい景色を眺めながら、どんな気持ちで過ごしたのでしょう。そんなことに思いを馳せながら登頂しました。

整備された広大な庭園、立派な宮殿、装飾品、そして美女にも囲まれ、さぞ煌びやかな生活を送っていたのでしょう。しかし、それとは対照的に、その心の内は孤独に苛まれていたのかもしれませんね。11年という短い期間で崩れ去ったこの理想郷に、もの悲しさを感じずにはいれません。

想像以上に近代的な都市遺構保存状態の良いシーギリヤレディ頂上からの眺めなどなど、十分に訪れる価値ありだと思います。

登るのキツそう・・・と思われた方も、50代半ばの母でも元気に帰ってこられましたので、それほど不安がらなくても大丈夫です。ただ、日影が少なく直射日光がきついので、日よけ(帽子など)とこまめな水分補給を心がけてください。

ぜひスリランカを訪れた際は、一度行ってみてくださいね。

番外編~スリランカでしか味わえないキングココナッツ~

シギリヤロックからの帰り道、喉が渇いたなぁということで、道端にあるキングココナッツ屋さんに寄ってみました。

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ココナッツには、外殻が緑色のグリーンココナッツの他に、上の写真の黄色のキングココナッツがあるそうです。
キングココナッツはスリランカにしかないそうで、通常のココナッツより甘いのだそうです。

たしかに、以前シンガポールで飲んだグリーンココナッツウォーターは、甘みがほぼなくお世辞にも美味しいとは言い難かった記憶があるのですが、こちらのキングココナッツは甘みがあり飲みやすかったです!なんだかミルミルのようなお味でした。

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飲み終えた後は、実を半分に割ってもらい、内側に薄く付着しているゼリー状の胚乳を、外殻を切り落として作ったヘラですくっていただきます。胚乳は、ぷるぷるしていて美味でした・・・!水分補給&栄養補給ができました。

キングココナッツは、道すがら至るところで売っていますが、実が黒ずんでいたり傷んでいそうなお店は避け、新鮮なものを選ぶのがコツだそうですよ~。

以上、番外編でした。

次回は、マータレーにあるスパイスガーデン訪問編をお送りします。

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