徳島県鳴門市にある大塚国際美術館は、2018年紅白歌合戦で米津玄師さんが館内のシスティーナ礼拝堂でLemonを歌ったことで、知名度がアップしましたね。
私がその存在を知ったのは、その少し前に、私が推しているSexy Zoneのマリウス葉くんがアンバサダーに就任したのがきっかけでした(私、松島聡&聡マリ寄りのセクゾall担です)。
大学で学芸員資格を取る程度には美術が好きな私、マリウスくんがアンバサダーのうちには行きたいな…と思っていたのですが、紅白歌合戦をきっかけにし、改めて調べてみたところ、一月末まで徳島県の対象ホテルで「ふっこう割」として宿泊費一泊4,000円割引きとなることを知りました。
さっそく、急遽月末の金曜日に有給をとり、訪問してきました!ツアーを申し込んだのは、阪急交通社さんです。
往復航空券、ホテル代含む二泊三日で驚きの2万円…。旅程は、以下のとおりです。
1月25日(金) 羽田空港11:45発→徳島空港13:15着(JAL457便)
(徳島駅近くのスマイルホテル徳島に2泊)
1月27日(日) 徳島空港13:50発→羽田空港15:00着(JAL458便)
土曜日に一日かけて美術館を楽しんできました。
とても素晴らしい美術館だったので、私の独断と偏見で選んだ”みどころ15選”とともに、楽しみ方を熱くご紹介したいと思います!
長い記事なので、お好みの場所まで目次から飛んでいただいて構いません。
大塚国際美術館とは
大塚国際美術館は、日本最大級の常設展示スペース(延床面積29,412㎡)を有する「陶板名画美術館」です。
世界25ヶ国、190余の美術館が所蔵する西洋名画1,000余点を、オリジナル作品と同じ大きさに複製しています。
オリジナル作品は、どうしても退色劣化を免れませんが、陶板名画は、約2,000年以上にわたってそのままの色と姿で残るので、文化財の記録保存にも大きく貢献することでしょう。
すべての作品は現地の美術館からOKが出るまで何度も作り直したのだそうで、凹凸も含め、1ミリの狂いもなく複製されています。
写真撮影や、作品に直に触れることも可能です。美術ファンにはたまらないですね。
入館料は、大人3,240円、大学生2,160円、小中高生540円です。
前売券だと、少し安くなりますよ。私も事前にコンビニで発券して行きました。
※これから載せる絵画はすべて大塚国際美術館で展示されている複製画を撮影したものです。
徳島駅からのアクセス
JR徳島駅からのアクセスは、バス(鳴門公園線、約70分、710円)がおすすめです。
バスターミナルは、JR徳島駅を出てすぐの横断歩道を渡った場所にあります。
駅を出て左手、一番手前の〈1番のりば〉が大塚国際美術館行きです。駅の目の前なので、すぐ見つけられると思います。
のりばの横に券売機があるので、乗る前に切符を購入しておきます。
時刻表はこちらです。私は開館の9時半に間に合うように、8:00発→9:06着のバスに乗りました。
大塚国際美術館に到着
開館20分前に美術館に到着しました。
美術館の外には、待合室とお手洗いがあります。
この日は開館までに30人程並びましたが、館内はとても広く混雑することはなさそうなので、特に早く行って並ぶ必要はないと思います。
個人的みどころ15選
これは見逃せない!という作品(作家)をご紹介します。
正直どれも見ものだったのですが、あまり多いとうんざりされてしまうかな?と思い15個に絞りました!苦渋の選択…!
「システィーナ礼拝堂天井画および壁画」ミケランジェロ
入館し長ーいエスカレーターに乗り、B3階に到着してすぐ正面にあるのは、システィーナ・ホールです。
米津玄師さんが紅白歌合戦で「Lemon」を歌った場所ですね。
ヴァチカンにあるシスティーナ礼拝堂から、ミケランジェロが描いた天井画と壁画を抜粋したホールです。
あまりの迫力に、息を飲みます。
天井を見上げて見入っていると、だんだん首が痛くなってきます。
これをミケランジェロ一人で描き上げたのだというのですから、まさに、偉業です。
正面の壁画には、実は、ミケランジェロ自身も描かれています。どこにミケランジェロがいるのかといいますと…
なんと、壁画中央少し右の、でろんとした皮だけになった人物がミケランジェロなのです。
65歳の疲れ果てた自分を壁画の中に描いたのだそう。
足場を組んで身体に負担のある姿勢で描き続け、失明の危機まであったミケランジェロの大変な苦労がうかがわれます。
もうひとつ、面白いお話があります。
正面の壁画の右下にいる、蛇に巻き付かれた人物は、ミケランジェロに悪口を言ったという人物。
よく見ると、蛇に大事な部分を噛みつかれていますね(!)。
絵画を通して報復したのでしょう。
また、ミケランジェロの優れた技法も知ることができました。天井へ続くアーチに描かれたこちらの美しい女性。
下の写真が、その天井画を下に降ろしてみたパネルです。
同じ目線の高さで見てみると、身体も太めで貫禄があり、口元も出ていて、先ほどとは同じ女性には見えませんね。
実は、下からアーチを見上げたときに一番美しく見えるように計算して描かれているのです。
現地ヴァティカンのシスティーナ礼拝堂では、壁画にここまで近づくことはできませんし、明かりはステンドグラスから注ぐ光のみで薄暗いため、絵をはっきりと鑑賞することは難しいです。
天井画の女性を降ろして同じ目線で見てみるなど、言わずもがなです。
本物を見たことがある方でも、大塚国際美術館で改めてじっくり鑑賞してみると、新たな気づきが得られると思いますよ。
「最後の晩餐」レオナルド・ダ・ヴィンチ
かの有名な「最後の晩餐」は、修復前と修復後とが向かい合って展示されています。
修復前と修復後を原寸大で見比べることができるなんて、なんと画期的でしょう。
修復前↓
修復後↓
人物の手の動きを見ていると、ひそひそ声まで聞こえてきそうな臨場感があります。
修復前の方が、全体的に色が濃く見えますが、これは、剥がれた部分に色を塗り足していったためです。
そのせいで、元の絵が塗りつぶされて原型を留めていない部分が多くありました。
しかし、現在の科学技術では、コンピュータでいつ頃の時代の絵の具なのか解析できるようになりました。
そこで、塗り重ねられた部分を少しずつ取り除いて修復されたのだそうです。
修復は、一日3㎝ずつ進められ、終えるのに20年かかったそうですよ。
イエスの口元を見てみると、修復前後の違いが分かります。
修復前↓
修復後↓
修復前は口を閉じていますが、修復後は口を開けていますね。
もともとは、発言している最中を描いたのですね。
テーブルに肘をついて拳を握りしめているのは、ユダです。ユダの右手に注目してみましょう。
修復前↓
修復後↓
修復後は、ユダの手に袋が握られていることが判明しました。
袋の中には、イエスを売った代価のコインが入っています。
こんなキーアイテムを塗りつぶしてしまうなんて、重大なミスな気がしますね…。
テーブルの下の、足元にも違いがあります。
修復前↓
修復後↓
修復前は、足元は暗く何も描かれていないように見えますが、修復してみると、人物の足が現れました。
完全な推測ですが、足を描くのが面倒くさくて黒く塗りつぶしてしまったのでしょうか…。
このように、修復前後を見比べてみると、いろいろな違いが発見できて面白いですよ。
また、最後の晩餐は、一点透視図法で描かれているので、絵を見ながら左右に歩くと、それに合わせて窓の大きさが違って見え、まるで目の前に奥行きのある部屋が広がっているかのようです。
「ヒマワリ」フィンセント・ファン・ゴッホ
開館20周年記念として、2018年3月に「7つのヒマワリ」の展示室がオープンしました。
ゴッホの「ヒマワリ」のうち一つは個人蔵で、一つはすでに焼失してしまっているので、「7つのヒマワリ」が一堂に会するのは他ではありえません。
自分の耳を切り落とすという事件を起こした直後に描いたヒマワリは、これでもかとキャンバスに厚ぼったく絵の具がのせられています。
向日葵に存在するはずのない、ひときは目を引く赤い点は、ゴッホの精神状態の現れでしょうか。
凹凸まで正確に再現されているので、実際に手で触れてみると、その凸凹具合に驚きます。
私も油絵を描いたことがありますが、こんなに絵の具をのせるなんて、相当「えいやっ!えいやっ!」となぶりつけないとできないと思います…多分。
本で見たり、現地の美術館で遠くから見るだけでは、こういった実感はなかなか湧きませんよね。
「モナ・リザ」レオナルド・ダ・ヴィンチ
世界一有名な女性といっても過言ではないモナ・リザさん。
左右の顔で別人に見えるのはみなさんご存知のところでしょう。
モナ・リザの左右を隠してくれているのは、無料ガイドツアーの案内人の方です。
とても分かりやすくて楽しい2時間のツアー、ぜひ参加すべし!です。
もうひとつ、この美術館だからこそできる楽しみ方があります。
それは、絵画のそばに立って、右や左やいろんな角度から見ることです。
ルーヴル美術館では、ガラスケースに飾られて遠巻きにしか鑑賞できないので、こんなに様々な角度、しかも真横から見られるのは、世界でも大塚国際美術館だけです。笑
絵に近づいて右横から見てみると、口角がぐいっと上がりすぎて、鬼のような形相に見えるんですよ…!
左右いろんな角度から見て、ここがモナ・リザさんの表情が一番美しく見える!という自分なりのベストポジションを見つけるのも面白いかもしれません。
私なら、このあたりかしら…。
「大使たち」ハンス・ホルバイン(子)
いろんな角度から作品を見られるこの美術館で見逃せないのは、だまし絵で有名なホルバインの「大使たち」ではないでしょうか。
中央下に、斜めに浮かんでいる謎の物体があります。絵の右横から見てみると、頭蓋骨が姿を現します。
身長165cm以下の方は、少し背伸びをして覗き込んだ方が見えやすいと思います。
現地ではこんなに近づいて見ることはできないので、実際にだまし絵をこの目で楽しめるのは、世界でも大塚国際美術館だけ!です。笑
もう一つ、だまし絵ではないですが、左上、カーテンの陰にキリストの像が描かれているのも、近くで見なければ気づかないポイントですね。
「耕地へ向かう牛」トロワイヨン
遠近法が最も分かりやすいのは、トロワイヨンの「耕地へ向かう牛」です。
作品の前を右から左へと歩いてみても、ずっと牛の頭がこちらを見ています。
これぞ遠近法ですね。
面白くて何往復もしてしまいました。
「叫び」エドヴァルド・ムンク
先日、私は上野の東京都美術館の「ムンク展」に行ってきたばかりなので、今年2回目の「叫び」に対面です。
ただ、「叫び」は5点存在し、それぞれ油彩、パステル、リトグラフ、テンペラで描かれています。
上野で展示されていたのはテンペラでしたが、大塚国際美術館では油彩の複製が展示されています。
上野では、絵の前にロープが張ってあり、混雑でさらっとしか見えなかった「叫び」。
ここでは、絵に触れたり、一緒に写真を撮っている人が多かったです。私もお顔をなでなでしてきました。
近づいてよ~く目を凝らして見ると、文字が書かれていることに気付きます。
写真だとほとんど見えないですが、指先のもう少し上、赤い部分に黒字で綴られています。
「狂人以外はそんな空は描かないよね」と書かれているのだとか。
ムンク自身が書いたのか、それとも他の人物によって書かれたのかは謎だそうです。
相当近づかないと見えないので、ぜひご自身の目で確認しに行ってみてくださいね。
「バベルの塔」ピーテル・ブリューゲル
有名なブリューゲルの「バベルの塔」。
ブリューゲルはこの作品の中で、建設に携わる人々を恐ろしいほど緻密に描いているのはご存知でしょうか。
大勢の労働者が作業に勤しんでいます。
何ミリという単位にもかかわらず、こんなにリアリティに溢れた描写がされているのは驚異的です。
背景の家々も手を抜かない…。顔を近づけて、じっくりと鑑賞することが可能です。
「皇帝ナポレオン1世と皇后ジョセフィーヌの戴冠」ジャック=ルイ・ダヴィット
美術館内で、額入りで一番大きいのは、戴冠式を描いたこちらの作品です。
すべて実在する貴族たちを等身大で描いています。
ただし、ナポレオン1世だけは10㎝身長を盛っているのだとか。笑
ちなみに、冠を授かる皇后はこのとき40歳前後でしたが、「綺麗に描いてね」という要望があったので、シミしわひとつない、ピチピチの姿で描かれています。
先ほど、すべて実在する人が描かれていると述べましたが、一人だけ、実はこの場にいなかった人物が描かれています。
それは、中央に座るナポレオン1世の実の母です。
母子の折り合いが良くなく、戴冠式には姿を現さなかったのだそう。実の子の戴冠式にも出席しないとは…。
「メデューズ号の筏」ジェリコー
同じ部屋に展示されているのは、ジェリコーの「メデューズ号の筏(いかだ)」です。
1816年に発生した座礁事件を題材にした作品です。
水も食料もないまま13日間漂流し、急ごしらえのいかだでは、飢餓、暴動、人肉食と凄惨を極め、147名の乗客のうち生存者はわずか15名でした。
救助船を発見したときの場面です。
生存者への取材や、病院などに赴いて死体をスケッチするなど、徹底的なジャーナリスティックに貫かれたジェリコーの作品には、恐ろしい、けれども見たい…と引き込まれるものがありました。
「受胎告知と二聖人」シモーネ・マルティーニ
マリアに受胎の告知をする場面です。中世ではありえなかった表現が、このころから現れてきました。
「授かりましたよ。おめでとうございます」 と言う聖人の口からは、まるで漫画のふきだしのように、台詞が伸びています。
そして、マリアの「ええ?そんなのありえないわよ、何言ってんの?」という訝しげな表情も、なかなか攻めた表現をしているなあと感じました。
「エデンの園」ヒュー・ゴールドウィン・リヴィエール
有名な作品ではないかもしれませんが、こちらに描かれた男性は、2015年に美術館内で行われた、美男美女ミュージアム杯で美男部門第1位に輝いたのです!
来館者の投票数がぶっちぎりの1位だったそうです。
「顔見えないじゃん…」と思いますが、男性を見つめる女性のうっとりとした表情から推測するに、美男に違いない!というのが1位の理由みたいです。笑
それと、よく見ると左手には傘が2本あり、女性の分も持ってあげているのがポイント。紳士ですね。
鑑賞する人々は、みなそれぞれ理想の男性の顔を思い浮かべるのでしょうね。
それは1位になりますわね。笑
「秘儀の間」
現地イタリアのポンペイの遺跡では、劣化損傷から守るためにロープが張ってあり、すでに中に入ることができなくなっているのだとか。
20年前を元に複製されています。秘儀の間に入れるのは、世界でも大塚国際美術館ここだけ!
なんと、床の模様から、壁のじゃばらまで、寸分の違いなく複製されているのです。まさに、ポンペイにひとっ飛びした気分です。
「接吻」「アデーレ・ブロッホ=バウワーの肖像Ⅰ」グスタフ・クリムト
女性を美しく描いてくれるということで、ぜひ描いてほしい、というたくさんのオファーがあったというクリムト。
「接吻」で、抱き合う男女が立っているのは、切り立った崖。
愛の絶頂期でも、終わりの訪れを予感させます。
男女の服にあしらわれた〇と□は、男女の性的象徴として描かれているんですよ。
黄金の背景は、日本の琳派の屏風などから影響を受けています。
「アデーレ・ブロッホ=バウワーの肖像Ⅰ」は、本で見るよりもずっと美しかったです。引き込まれてしまいます…。
「ムーラン・ルージュにて」「メイ・ベルフォール嬢」アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
最後に、私が最も好きな画家、ロートレックの作品を紹介します。
彼の作品では、「ムーラン・ルージュ」の石版画のポスターが有名ですね。
ロートレックは、名門伯爵家に生まれますが、13,14歳のときに足を骨折して以来、足の成長が止まるという障害を負います。
貴族社会を出て、歓楽街に居場所を見出した彼は、卓越した観察眼とデッサン力を駆使し、芸人やダンサー、娼婦たちを描きます。
「ムーランルージュにて」は、一つの絵の中で、二つの異なった正反対の遠近法を使用し、クラブの広い空間を表現しています。
画面全体に、享楽と退廃が混在する雰囲気がよく表れていますね。
右側にいる黒い服の女性は、光に目がくらみ、顔はお面のように緑に照らされており、見る者に鮮烈な印象を与えます。
背後では、ロートレックと従弟が部屋を横切っています。
ロートレック氏の頭をなでなでしてみました。笑 ロートレックは、この従弟と一緒におかしな格好をしてバーに行くのが好きだったのだそうですよ。
他の人々が楽しい遊びや雑談に興じている間に、自分自身はただのアウトサイダーとして周囲をうろついている姿を、非情な気持ちで描いたのだといわれています。
下の作品は、当時ムーランルージュで人気だった歌手・ダンサー、メイ・ヴェルフォール嬢を描いたものです。
ロートレックは、当時のスターたちを時に容赦ないデフォルメと誇張を加えて描き出しました。時に、モデルが作品の受け取りを拒否することもあったのだそうですよ。
「どうしてかわいい女性をあんなに醜く描くのか教えてください」という質問に、彼は「それは彼女たちが醜いからです」と答えたそう。
その人の内面や性格までえぐりだすような描写に優れています。
ん~たしかに、この描かれようはショックかもしれませんね…。
しかし、彼女たちの本質的なものを描写し、彼女たちに不朽の名声を与えたのも事実です。
★私が各地の美術館で収集したロートレックグッズを紹介する記事はこちら↓
レストラン・カフェ
Cafe Vincent プロヴァンス風ハーブチキン
入口すぐ左手にあるのは、カフェ フィンセントです。
ゴッホの故郷オランダや、画家として過ごしたフランスをテーマにしています。
「夜のカフェテラス」をイメージした席もあります。
私がランチに食べたのは、プロヴァンス風ハーブチキン(パン付)(1,200円)です。
柔らかいお肉と季節の野菜に、徳島すだちが添えられています。量が結構多いので注意です。バジルソースはちょっと独特の風味でした。
店内には、「アルルのゴッホの部屋」を再現したスペースがあります。
自由に入って撮影でき、絵画の世界が体験できます。
Cafe de Giverny ムンクのどら焼きセット
カフェ ド ジヴェルニーは、地下2階のモネの池を眺めるカフェです。
絶対に食べようと思っていたのは、ムンクのどら焼きセット(600円)です。
鳴門金時の餡を使用したどら焼きと、徳島の名産の阿波晩茶と、おかきのセットです。
ムンクの叫びが刻印されたどら焼きは、見た目の可愛らしさは抜群。それでいて、生地もモチモチしていて美味でした。
阿波晩茶は、乳酸発酵させた珍しいお茶だそうで、甘みも感じつつ、すっきりとした味わいで、とても好みでした。
ムンクのどら焼きセットは、大塚国際美術館を訪れたらぜひ味わっていただきたい一品です。
~アンバサダー・マリウス葉コレクション~
2018年11月3日から、2019年5月2日まで、Sexy Zoneのマリウス葉(本名、葉 マリウス ユリウス 成龍 シュミッヒ)さんがアンバサダーを務めています。
実家はドイツのハイデルベルクの豪邸、母親が元宝塚歌劇団という御曹司です。
上智大学在籍中の知性溢れるリアル王子ですが、メンバーといると天然いじられキャラです。
美術への造詣が深く、ゴッホと誕生日が同じという巡り合わせもあり、美術館からのオファーでアンバサダーに就任しました。
私は、入館と同時に、真っ先に超巨大と話題のマリウスくんの垂れ幕を撮りに行きました。笑
入り口すぐ目の前にあるシスティーナ礼拝堂に入らずに、左手に歩いて行くと、突き当たり右手のセンターホールにあります。
想像以上の大きさです!
センターホールの後ろの階段を登って上の階に上がると、こんなベストショットが撮れます。
垂れ幕の1枚目の写真にも小さく写り込んでいますが、等身大(多分)パネルもあります。
Cafe de Givernyのレジ横にも、大きなマリウスくんがいます。
「7つのヒマワリ」のコーナー入り口の、二つのイーゼルにも飾られています。
エレベーター内にも!
館内のモニターにも、映し出されていましたよ。
彼のノーブルな雰囲気も美術館にぴったりです。
素晴らしいキャスティングに拍手を送りたいです。
★マリウス葉くんが気になった方は、ぜひ以下のライブツアーの円盤をぜひ。大人になったSexy Zoneがつくるステージは、個々の魅力が溢れていて素晴らしいです。また、ストーリー性もあるので、観ると元気を貰えて幸せな気持ちになること間違いなし。
◎松島聡×マリウス葉の「So what?Yolo!」と他3メンバーのソロコンが収録↓
◎2018年3月からのSexy Zoneのツアーの横浜アリーナ公演が収録↓
おみやげ
ミュージアムショップでは、オリジナルミニ陶板や、オリジナルグッズなど、たくさんの商品が取り揃えられています。私が購入したものをご紹介します。
ムンク阿波和三盆糖 756円
ムンク阿波和三盆糖。
なんと、ムンクの「叫び」が和三盆糖に!インスタ映えしそうですね。
地元鳴門の名店「風月坊」の職人の手によってつくられています。
緑茶やコーヒーなどと一緒に味わうのがおすすめ。
懐紙 ムンク 叫び 648円
懐紙 ムンク 叫び。
ムンクの「叫び」があしらわれた懐紙は、美濃の透かし懐紙ブランド『KAI』とのコラボ商品です。珍しい正方形の懐紙です。
取り皿の代わりに、また、ラッピング、メモ用紙などいろいろな用途として使えます。
瀬戸刺繍 ハンカチ ヴィーナスの誕生 1,296円
瀬戸刺繍 ハンカチ ヴィーナスの誕生。
ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」のバラが、瀬戸刺繍であしらわれたハンカチです。
瀬戸刺繍とは、刺繍とプリントとの組み合わせにより、従来の刺繍では不可能な、細やかで重厚感のある表現を可能にした新しい刺繍なのだそう。奥様へのプレゼントにも良さそうですね。
マスキングテープ ヴィーナスのバラ 432円
マスキングテープ ヴィーナスのバラ。
大塚国際美術館オリジナルのマスキングテープは全部で5種類ありました。
先ほどのハンカチと同じく「ヴィーナスの誕生」のバラがあしらわれたものを選びました。
品の良いデザインで、使い勝手がよさそうです。
まとめ
大塚国際美術館の鑑賞ルートは約4kmもあり、一日楽しむことができます。
私も開館から閉館近くまで滞在して、まだ足りないと思うくらいでした。
全部複製でしょ?と思われるかもしれませんが、クオリティは現地の各美術館お墨付きです。
混雑もないので、名画を独り占めしてじっくり鑑賞するという、至福の時間を味わえます。
無料のガイドツアーも随時行っているので、ぜひ参加するのがおすすめです。
教科書にも載っているレベルの名画が、これでもかと次々に展示されている大塚国際美術館。
美術ファンはもちろん、そうでない方も楽しめると思います。
今度のお休みに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか♪
★美術館を訪れるにあたって、こちら↓の本を読んでおきました。
さらっと読んで西洋美術の予備知識を入れておくだけで、楽しめ具合が全然変わってきますよ。