続・スリランカ旅行2日目。
ダンブッラ石窟寺院の観光を終え、本日のホテル、ヘリタンスカンダラマ(Heritance Kandalama)に向かいます。
ヘリタンスカンダラマは、かのアマンリゾートにも影響を与えたと言われるスリランカが誇る建築家・ジェフリーバワが設計した、バワ唯一の内陸リゾートです。
世界遺産のダンブッラ石窟寺院や、シギリヤロックをモチーフにしているそうですよ。
聞くところによると、日本人にとても人気のあるホテルらしいですね。
アクセス・場所
ダンブッラ石窟寺院から10数km、車で20分ほどの距離にあります。
ホテルは、カンダラマ湖のほとりに位置し、ホテル名の”カンダラマ”は、この湖に由来します。
本当にこの先にリゾートホテルがあるの?というような未舗装の道を抜けると、ヘリタンスカンダラマは現れます。
ホテルに向かう道すがら、可愛いお猿さんに遭遇。
ヘリタンスカンダラマに到着!
エントランス&ロビー
カンダラマ湖に臨む、エントランスからの眺め。
お出迎えのスタッフから、一輪の花のプレゼントが。
エントランスからロビーに抜ける通路では、自然の岩をそのまま壁として取り入れています。
心地よい風が吹き抜けます。
通路を抜けると、開放的なロビーがあらわれます。
ロビーの席に通されると、スタッフがウェルカムドリンクのカートを押してやってきます。
ウェルカムドリンクは、パパイヤ、ウッドアップル、アボカドから選べます。
私はアボカドを選びました。
某健康飲料「スゴイダイズ」に少し甘みを足したような・・・濃厚なお味でした。嫌いじゃないです。
本日のお部屋
チェックインを済ませ、お部屋に向かいます。
部屋の目の前まで岩が・・・!
内装&アメニティ
お部屋は、203号室です。
広々とした浴室には、バスタブとシャワーブースがあります。
外の景色を楽しみながら入浴できます。
外は森なので、誰かに見られる心配もご無用です(お猿さんなどのアニマル達に見られる可能性はありますが。笑)。
写真左に見切れているのですが、浴室にはキャンドルが置いてありました。
キャンドルを灯し、お風呂でリラックスタイムを満喫できます。
私はすっかりキャンドルの存在を失念し、叶いませんでしたが。笑
コーヒー、セイロンティーが備え付けてあります。
部屋に置いてあるシンハラ文字が並んだマグカップが可愛く、とても気に入りました。
ブランドはかの有名なノリタケ。
可愛いだけでなく、飲み口が薄めで、少し外に広がっているので口当たりがよいです。
フロントのそばのショップに販売していたので、買おうか非常に迷いましたが、まだ旅の序盤ですし、かさばるので断念しました。
買えばよかったなぁと今になって思います・・・。
お部屋には、こんなおしゃれな便箋と封筒もありました。一筆したためたくなりますね。
「エキストラベッドはあとで持っていきますね」とのことだったので、部屋でしばし待っていると、立派なベッドが二人がかりで運び込まれてきました。
備え付けのベッドと遜色ない立派な簡易ベッドです。
相当重そうでした。力仕事おつかれさまです・・・。
インスタ映え!?ベランダからの眺め
とても素敵だなと思ったのは、お部屋のベランダからの眺めです。
まるで、葉っぱでできた丸い額縁、そこに切り取られた自然の絵画、とでも言いましょうか。ここで穏やかにのんびり読書でもしたら素敵でしょうね。
この素敵な景色を背景にして、ヨガの風に吹かれる立木のポーズをとってみました(ポーズの出来不出来は気にしないでください。笑)。
逆光なのも相まって、なかなかよい感じの写真に仕上がりました。
…気のせいだったらすみません。笑
ホテル内を散策(日暮れ前)
一息ついたので、ホテル内を散策してみることにしました。
最上階からの眺め
見晴らしの良い場所には、必ず椅子が置かれているのです。
こちらは最上階からの眺めです。
バワさんもここでくつろいだのでしょうか。
遠くには、シギリヤロックも見えます。
湖畔をよーく見てみると、水牛がお散歩していました。
ほうきを持った掃除のお兄さんが、何かを指さし「見て見て!」と声をかけてくるので何かと思い近づいてみると・・・色鮮やかなトカゲが!
爬虫類はあまり得意ではないですが、綺麗だなーと眺めてしまいました。
尻尾もくるんとしていて可愛いです。
スリランカは植物も虫も爬虫類も色鮮やかな気がします。
ホテルのアイコン・フクロウのオブジェ
ガイドブック等でもよく取り上げられている、階段を飾るフクロウの彫刻を見つけました。
ホテルのアイコン、ラキ・セナナヤケ作のフクロウのオブジェです。
インパクトがすごい・・・。
ちなみにこの後ろの扉の向こうがレストランなので、夕食や朝食の際には、もれなくフクロウさんに会えます。
ちなみに、このオブジェを裏(どちらが表か分からないですが)から見てみると、なんとこちら側にもお顔がありました。
2つの顔を持つフクロウ・・・表情も、表と裏で異なっていますね。
★ラキ・セナナヤケの作品は、ゴールの海岸沿いに建つジェットウィングライトハウスにもあります。入口螺旋階段の兵士達の彫刻群は圧巻!
テラス
テラスにも行ってみました。
二人きりでアフタヌーンティーを楽しむカップル。穴場かもしれません。
池のまわりでは、数匹のお猿さんが走りまわっていました。
テラスにある池の中を覗いてみると、底は自然の岩がそのまま使われています。
こだわりの調度品など
その他、ホテル内は広く、そこにちりばめられた調度品や、空間の使い方すべてこだわりにあふれているようで、カメラのシャッターを切りまくってしまいました・・・!
一部ですがご覧ください。
階段の踊り場に書斎机が。
バーと木製のピアノ。
吹き抜けの宿泊棟も。プールからは賑やかな声が聞こえます。
ゾウのタペストリーが素敵。
広々とした廊下。
地面に可愛らしいイラストが。他にもゾウやトカゲなどの絵が描かれていました。
どこかの民族?
個人的に気に入ったオブジェ。誰かの家を模したのかしら?
直線的なパーツでできた椅子。
座り心地の良さそうな椅子。
ヨガレッスン受講(Evening sunset yoga)ちょっとしたハプニングも?
ふらふらと散策していると、ココスパ(Coco Spa)にたどり着きました。
特にスパの予定はなかったので引き返そうとすると、スパの受付のお姉さんが、「お話ししましょう。どうぞ座って座って!」と声をかけてくれました。
ジンジャードリンクまで出してくれました。
そういえば、ホテル内散策中に見つけたヨガレッスンの案内が気になっていたので、聞いてみると、すでに17:30過ぎだったにもかかわらず、18:15~の予約を入れてくれました。
レッスン中のヨガの先生となかなか連絡がつかず、お手を煩わせてしまいました・・・。
ありがとうお姉さん。
ヨガレッスンの料金は、一人20USDでした。
お姉さんに促されるまま、スパのショップで「スパセイロン」などの商品をお試しさせてもらったあと、急いで部屋に戻って着替えをし、ヨガレッスンに向かいます。
スタジオまでは、先ほどのスパのお姉さんに案内してもらいました。
スタジオは、宿泊棟から少し離れたところに、ひっそりとあります。
一応、”ガーデンビューの部屋でのサンセットヨガ”と銘打ってありましたが、すでに日は暮れていたので、窓の外は真っ暗でした。笑
レッスンの参加者は、私と兄の二人だけでした。私はヨガ経験者ですが、兄は全くの初心者で人生初のヨガです。
先生は、おそらく30代であろうスリランカ人の男性でした。レッスンは英語で進められます。
私は、ホットヨガスタジオのLAVAで1年ほどヨガを習っているのですが、英語レッスンは初めてでした。
先生が囁く感じで話す方だったのもあり、正直ほとんど聞き取れなかったです。笑
ですが、ほぼLAVAで習った基本的なポーズばかりだったので、見よう見まねでついていくことができました。
ただ、最後の最後、ちょっとしたハプニング(というか自分がボケていただけですが)もありました。
仰向けに寝そべる”屍のポーズ”から、「起き上がってください」(多分「Sit comfortable」と言っていた?)、という英語が聞き取れず、まさかの寝そべったままレッスンが終了するという事態に・・・!笑
あぐらで合掌してレッスンを終えるのが普通なのですが・・・。
私は、「先生なんか囁いてる!?「こんふぉーたぶる」って何回か言ってるっぽいけど、”心地よく”何すればいいの!?寝てればいいの?」と動揺。
また、兄は比較的英語ができるので、私は、「兄も起き上がらないし、まだ寝そべっていればいいのか・・・」なんて考えていたのですが、兄は兄で、「なんか先生が座れっていってるけど・・・でも妹は寝そべったままだし・・・どうすればいいんだ・・・」と混乱していたようです。笑
先生ごめんなさい。
レッスンは、難しい内容ではなかったのですが、キープが長めなので、次の日は筋肉痛になることを覚悟してください。
また、スピーディーに動く箇所もあるので、運動不足の方は、無理をしないようにご注意ください。
ホテル内を散策(日暮れ後)
ヨガの帰り、夜のホテル内は静寂に包まれていました。
まるで美術館のようです。
空間が贅沢に使われています。
上の写真の消火器の左手に、先ほどのヨガスタジオがあります。
宿泊棟とは異なり、こちらのフロアには人ひとりいません。
ホテルフロント。
ロビーを外から眺めてみた写真。
夜のホテルは、間接照明に包まれ、昼とはまた違った雰囲気でした。
朝焼けを眺めながら朝食
朝食は、ブッフェスタイルです。
早朝の、人もまばらで綺麗に整えられたレストラン。
大自然の朝焼けを眺めながら朝食・・・なんと贅沢でしょう。
洋食に加え、何種類かのカレー、フルーツ、サラダetc…があり、種類も豊富で美味しかったです。
これから過酷な(?)シギリヤロックに登ることをしばし忘れ、セイロンティーとともにゆったりくつろぐことができました。
さいごに
ヘリタンスカンダラマは、私がこれまでに泊まったことのないようなホテルでした。
直線が際立つシックな建物に、深い緑や剥き出しの岩が迫りくる・・・共存しないかに思える両者が、うまく融合し、むしろ引き立てあっている・・・1泊という短い滞在ではありましたが、そんな風に私は感じました。
ホテル内には心地よい自然の風が吹き抜け、さわさわとした葉擦れの音や鳥のさえずり、虫の鳴き声に満たされる・・・。
都会の喧騒からしばし離れ、もっと滞在していたくなるような気持ちの良い空間でした。
次回は、まるで空に浮かぶ宮殿跡、世界遺産・シギリヤロック登頂編をお送りします。