旅の最終日、スリランカ・コロンボにある日本人経営の本格アーユルヴェーダ施設「エクセレンディブ アーユルヴェーダ キュア & セラピー(ExSerendib Ayurveda Cure & Therapy)」の日帰りコースを利用してきた感想です。
「エクセレンディブ アーユルヴェーダ キュア & セラピー(ExSerendib Ayurveda Cure & Therapy)」では、必ずアーユルヴェーダ医師による診察・問診を行ったうえで、体質に合った施術が受けられ、さらに、個人の体質や生活上の注意点など「生活の智慧」を記したオリジナル診断書も受け取ることができます。
施設の概要や、診察・問診の様子、またハーブスチーム、シロダーラ、ボディトリートメントという120分間の施術を受けてきた感想等を綴ります。
お手軽なのに本格的、おすすめのアーユルヴェーダ施設です。
ぜひスリランカ旅行の参考にしてくださいね。
エクセレンディブ アーユルヴェーダ(ExSerendib Ayurveda)って?選んだ決め手は?
「限られた日程のスリランカ旅行の中で、なんとか日帰りでアーユルヴェーダの診察と施術を受けてみたい!」と思い、コロンボ近郊にある”アーユルヴェーダ”と銘打った施設について調べてみました。
しかし、単なるスパ寄りだったり、定型的なお試し体験のような、これはアーユルヴェーダに基づいているのか?と思われるような施設ばかりが見受けられました。
そんなとき、目にとまったのが、「エクセレンディブ アーユルヴェーダ キュア & セラピー(ExSerendib Ayurveda Cure & Therapy)」でした。
Exserendib Ayurveda(エクセレンディブ アーユルヴェーダ)は、スリランカ・コロンボで唯一、「本物のアーユルヴェーダ」を提供する施設です。さらに、日本語サポート、個室仕様、使い捨てショーツ、衛生面など、日本人の方が安心して施術が受けられるサービスが大きな特徴です。
アーユルヴェーダ医師の診断のもと、本場のアーユルヴェーダを体験してみたい方、日ごろ気になっている症状に対し、数日間にわたる治療や療養を行いたい方々に個別のトリートメントやプログラムを提供します。
個人の体質や施術記録、生活をする上で気を付けなければならないことなど、アーユルヴェーダ的「生活の智慧」を記したオリジナル診断書はここでしか手に入れることができない大人気のサービスです。
「エクセレンディブ アーユルヴェーダ キュア & セラピー(ExSerendib Ayurveda Cure & Therapy)」では、本格的なアーユルヴェーダ医師による診察を受けられ、個人の体質や施術記録、生活上の注意点など、アーユルヴェーダ的「生活の智慧」を記したオリジナル診断書がもらえます。
そして、診断後に、その人に合ったトリートメントが受けられるのです。
日本人経営の施設のため、日本語サポートもあり。現地語はおろか、英語も大して喋れない私にとっては、日本語対応可である点も、大きな決め手となりました。現地人オンリーのガチガチのローカル医院に行く勇気もないので。
詳しくは、公式ホームページ(日本語)をご覧ください。
さっそく予約フォームから予約。
一か月前に問い合わせて、希望の時間(9:00~)に問題なく予約できました。
予約確定メールには、「ドライバーへの道案内等、当日何かありましたら日本語専用電話を設けてますのでご連絡ください」との心強い一文もありました。
エクセレンディブ アーユルヴェーダ(ExSerendib Ayurveda)へのアクセス
エクセレンディブ アーユルヴェーダは、コロンボ中心部のホテル「Cinnamon Red」から徒歩3分の場所にあります。
我々が宿泊したコロンボシティホテルからは、2kmほどの場所に位置します。
この日、私とは別行動でコロンボ観光に出かける母と兄が頼んでおいた、1日チャーター車の運転手さんに、エクセレンディブ アーユルヴェーダまで連れて行ってもらいました。
少し路地に入ったところにあるので、自力でたどり着こうとすると少し迷ってしまうかもしれません。
エクセレンディブ アーユルヴェーダ(ExSerendib Ayurveda)に到着
運転手さんも来るのが初めてらしく、ちょっぴり自信なさげな様子でしたが、無事到着。
エントランスのボードには、今日のお客さんの名前が書かれていました。
ここで合っているのかと若干不安になりながら訪れましたが、自分の名前のボードがあってほっと一安心。
施設は一戸建ての建物。
開放感のあるお庭と、清潔感のあるロビー。
日本語が話せるスリランカ人スタッフもいるので安心。
ロビーにCEOの渡辺さんもいらっしゃり、少しだけおしゃべりを。緊張がほぐれました。
トリートメントの施術と時間は、当日医師の診察によって決めるつもりだった私。
施術が何時間かかるか決まるまで、私の診察の間、しばし母と兄はロビーで休憩。
テーブルの上にはアーユルヴェーダ関連の読み物がずらり。
アーユルヴェーダ医師による診察・問診
まもなく診察室へと案内されました。
診察室には、サリーを身にまとったにこやかで美人な女性が。
コロンボ大学医学部アーユルヴェーダ学科卒、ケラニア大学大学院パンチャカルマ&カーヤチャキッサ専攻卒のアーユルヴェーダ医師なのだそうです。
日帰りコースにも関わらず、ドクターの資格を持つ方に診察を受けられるなんて、とても嬉しい。なかなかこのような施設は他にないと思います。
血圧や脈の確認等と、問診を受けます。
基本的には簡単な英語での問診。
日本語でのガイドラインもあり、説明も分かりやすかったです。
しかし、私の英語がおぼつかないので、途中で医師がチーンと机上のベルを鳴らし、ロビーにいた日本語が話せるスリランカ人男性スタッフを召喚。かたじけない。笑
英語が通じない部分は通訳してくれ、おかげでスムーズに問診を終えました。
2時間の施術を受けることに決まったので、母と兄とは、余裕を持って2時間半後に迎えに来てもらう約束をして、いったんお別れ。
至福のトリートメント
医師におすすめされたトリートメントは、【A-3 エクセレンディブ スタンダード 3】で、内容は、Vashapa Sweda(ハーブスチーム) 、Shiro Dhara(シロダーラ)、Shareera Abyanga(ボディトリートメント)の合計120分間のコースです。
3つの施術で、15,200ルピーという日本では考えられないお手頃価格。
優しげで感じの良い若い女性セラピストさんが担当してくれました。
まずは、洋服を脱ぎ、紙ショーツに着替えます。
貴重品はベッド横のロック式の金庫に入れることができます。
シロダーラとボディトリートメント
シロダーラとボディトリートメントを行うベッドはこんな感じ。
まずは、ずーっと受けてみたかったシロダーラから始まりました。
頭上の器から額の眉間のあたりへと、あたたかいオイルをツーっと垂らし続ける施術。
…もうこれが本当に気持ちよくて!!
オイルがおでこを流れ落ちていく感覚というよりは、やわらか~い濡れた刷毛で眉間のあたりをテロテロと撫でられているような感じ…。
「うぁあ~なんじゃこれ~至福~」という感想。←気持ちよさが伝わらない?笑
意識が遠のきそうで、でも眠りに落ちてしまうわけでもない、これが瞑想状態なのかしら?という気分。
初体験の感覚で、30分の施術があっという間に感じました。
シロダーラの後は、ボディトリートメント。アビヤンガと呼ばれる、アーユルヴェーダでも定番のオイルマッサージですね。
たくさんのオイルを使って、手のひらで肌を丁寧にさすっていくような施術なので、痛みも感じず、後日のもみ返しもなかったです。
ちょどよい力加減で全身の滞りをほぐしながら、丹念にオイルを浸透させていくようなイメージでしょうか。
こちらも本当に70分?と思えるくらいあっという間でした。
ハーブスチーム
最後に、ハーブスチームで老廃物を排出します。
ハーブが敷き詰められたドーム状の木箱の中に仰向けに寝そべり、20分間のサウナ。
背中に熱い蒸気が当たるのを感じます。そして、その蒸気がドームの中を対流して、体中ぽかぽか。蒸されてるぅ~。
首から上は外に出ているのですが、顔も汗だく。セラピストさんがたまにタオルで汗を拭いてくれます。
冷え性の私には、とても気持ちよく感じられました。
ハーブティーとともに身支度
120分の施術が終わった後は、シャワールーム(お手洗いも併設)へ。
備え付けのシャンプーとボディソープでオイルと汗を洗い流します。
何度か洗ってもオイルは肌や髪に多少残りますが、私はあまり気にしませんでした。
むしろ、もともと乾燥肌&ぱさつき髪なので、肌も髪もしっとりとした感触に仕上がっていい感じ。笑
シャワーを浴びて服を着た後、中庭が見える部屋に通され、ハーブティーをいただきます。
この部屋にドライヤーと化粧台があるので、髪を乾かし、持参した化粧道具でメイクをしました。
庭の小鳥のさえずりを聞きながら、ちょっとの間、休憩します。
旅の最終日だったこともあって、肩こりなど全身ガチガチで疲労困憊でしたが、施術を受けた後は、身体はぽかぽか、気分はスッキリ。
1回の施術では完全な効果を実感できるものではないとのことなので、時間の都合が付けば、何日間か通ってみたかったです。
お会計
ロビーに戻り、お会計。
HPにも記載されているメニュー通りの請求額なので、単純明快。
会計時に、施術を行ってくれたセラピストさんにチップを渡しておいてもらえるよう、お願いしました。セラピストさんに直接渡したかったのですが、すぐに次のお客さんの施術に移ってしまったようで渡しそびれてしまい。施術後にチップを期待するようなそぶりも全くなかったので、もしかしたら渡さない人も多いのかもしれませんが、気持ちの良い時間を過ごせたので感謝の意を込めて。
会計横に置いてあったオイルのうち、今日の施術で使用したオイルのミニサイズを2本購入。
NirgundyadeeとSarshapadeeというオイルで、各30mlで500ルピーでした。
ロビーには、オイルの他に、ギーやハーブティーが陳列されています。希望すれば購入することができます。
押し売り感は全くないのでご安心を。なんせ、私が「このオイル買いたいです!」と言ったら、会計の男性が「え、これから飛行機乗るんですよね?割れちゃいませんか?大丈夫ですか??」と心配してくれたくらいなので。笑 売りつけるようなことはまずないと思われます。
購入したボトルは丁寧に包んでくれました。
オリジナル診断書の受け取り
帰る前に受け取ったオリジナル診断書は、3ページにわたる詳細なものでした。すごい。
私のプラクリティは、ヴァータ・ピッタ。
スリランカに来る前に、本を読んで「自分はヴァータ体質だろうなぁ」と予想していたのですが、ピッタとカパの割合も意外と大きいことにびっくり。
やはり専門家によるを受けてみないと分からないものですね。
おすすめの食べ物のリストと、1日の過ごし方についての指南も。
★診断書の内容について、詳しくはこちらの記事をどうぞ。3ページすべてを頑張って和訳してみました。
シロダーラの後の注意点が書かれたペーパーもいただきました。
「Only warm water drink and bath/No Air condition/No Wind bath/No Swimming/No Oily food/No Cool drinks/When you have appetite,eat warm food」
この後ランチビュッフェに行き、飛行機に乗ったので、少しだけ禁忌を破ってしまいましたが…。冷たい飲み物とか機内のエアコンとか…。
詳細な診断書がもらえたのは、このスリランカ旅行での一番の収穫かもしれません。日本帰国後、少しずつ実践しているところです。
さいごに
以上、スリランカ・コロンボにある日本人経営の本格アーユルヴェーダ施設「エクセレンディブ アーユルヴェーダ キュア & セラピー(ExSerendib Ayurveda Cure & Therapy)」の日帰りコースを体験した感想でした。
アーユルヴェーダ医師による丁寧な診察と問診、心づかいが行き届いたトリートメントの施術、オリジナルの詳細な診断書など、約3時間程度の滞在にもかかわらず、とても満足感のあるひとときを過ごせました。
とてもおすすめですよ。
コロンボに滞在する予定がある方は、ぜひ訪れてみてくださいね♪
なお、掲載の内容は、2018年9月に訪れた時点での情報になります。ご了承ください。