ヌワラエリヤから、世界遺産のある旧市街ゴールにやってきました。
本日の宿は、インド洋の海岸沿いに位置する、ジェットウィングライトハウス(Jetwing Lighthouse)です。
ジェットウィングライトハウスは、かのアマンリゾートにも影響を与えたと言われるスリランカが誇る建築家・ジェフリーバワが設計したリゾートホテルです。
「海」と「建築」を融合させた、バワ晩年の傑作ともよばれているジェットウィングライトハウス。
ホテルから臨むインド洋の絶景と、美しい建築が織り成す極上リゾートです。
個人的には、スリランカでまた泊まりたいホテル、No.1!
今回の旅で泊まった3つのバワ建築の中で、いちばん好きです。
そんなジェットウィングライトハウスの魅力を、写真たっぷりでご紹介しちゃいます。
アクセス・場所
ジェットウィングライトハウスは、バンダラナイケ国際空港から車で約2時間半のところにあります。
ゴールの主要観光スポットである、世界遺産「ゴールの旧市街と要塞」からは3kmと好アクセスです。
【ホテルの公式HP】Galle Hotels | Luxury Hotel | Jetwing Lighthouse Galle | Offcial Site
ジェットウィングライトハウスに到着!
海岸沿いに車を走らせ、しばらくすると、シンプルな外装の建物が現れました。
入口前でスーツケースを預け、部屋まで運んでもらいました。
いざ建物の中へ入ってみましょう。
圧巻!入口螺旋階段の兵士達のオブジェ
建物内に足を踏み入れると、螺旋階段に施された、シンハラ軍(スリランカ軍)とポルトガル軍との戦いをモチーフとしたオブジェに迎えられます。
バワの友人であるラキ・セナナヤケの彫刻作品です。
な、なんだこれは…。凄まじい圧。
螺旋階段にずらりと並ぶ兵士達。
武器がぶつかる音や雄叫びが聞こえてきそう。
臨場感に溢れすぎていて、ちょっと怖いかも…。
夜も訪れてみたのですが、また一味違った雰囲気でした。
ライトに照らされ浮かび上がる兵士達。ゾクゾクしてしまいます。
激しい戦争の様子をリアルに想像してしまって、あんまりこの螺旋階段に長居するのは無理かも〜!と思いました。それくらい凄い作品。
そういえば、ラキ・セナナヤケの彫刻は、バワ建築リゾートのひとつ、ヘリタンスカンダラマにも飾られていました。ホテルのアイコンにもなっている、フクロウのオブジェが印象的でした。
★バワ唯一の内陸リゾート、日本人にも人気のヘリタンスカンダラマ宿泊記はこちらから↓
開放感あふれるロビー
螺旋階段を抜けると、景色は一変。
戦場を過ぎると、見晴らしの良い眺めがぱぁーっと広がっている、というドラマチックな演出。
開放感あふれるロビー、そして、その向こうにインド洋が臨めます。
ロビーには、海からの心地よい風が吹き抜けます。
目に留まった一対の絵画。
2枚目の青い背景の絵画は、TROUBLED WATERという題名だったと記憶しています。誰の作品だったか確認すればよかった…。
静かなロビー。
美しいサリーを身にまとったレセプションの女性が素敵でした。
ロビーでウェルカムドリンクをいただきながら、チェックインの手続が終わるのを待ちます。
WiFiパスワードが書かれた紙もここで渡されました。
客室でもWiFiはサクサク繋がりましたよ。
客室
ロビーから見えるインド洋に目を奪われつつも、日没を部屋から眺めるべく、足早に客室に向かいます。ガイドさんが「部屋からの夕日が綺麗だから!」と日没に間に合うように予定を組んでくれたのです。
客室へと続く廊下。
自然のままの地形を残したバワ。波打ったよう地面を覆う芝生に、ごつごつとした岩も取り除かずにそのままです。
建物の垂直水平のデザインとの対比が美しいですね。
客室内の様子
お部屋は、201号室です。デラックスルームです。いわゆるノーマルなお部屋。
3人で宿泊したので、2台のベッドと、1台の簡易ベッドが設えられてありました。
ジェットウィングライトハウスのお部屋は、全室バルコニー付きのオーシャンビューです!
客室から眺めるインド洋に沈む夕日
窓の外の景色は…
ちょうど沈もうとする夕日が…!
バルコニーに座ってしばし景色を眺めます。
絵に描きたくなるような夕焼け空。
みるみる夕日が沈んでいきます。日没に間に合って良かった〜!
日が暮れた後は、窓の外は真っ暗になってしまうので、景色を楽しみたければ、日没に間に合うように到着するのがおすすめです。
バスルーム
シャワールームと別にバスタブが付いた、広々としたバスルームです。
ゴージャスな雰囲気でありながら、シンプルな内装。清潔感があります。
キャンドルも置かれていました。
そういえば、ヘリタンスカンダラマのバスルームにもキャンドルがありました。バワのこだわりかしら?優雅なバスタイムを過ごせそうです。
バスルームのアメニティはこんな感じ。
ハンドメイドのシナモン&ライムの石鹸は、香りがとても良かったです。日本に持って帰っちゃいました。
シャンプーなどの液体類は、再利用するためガラス瓶に入っています。
ガラス瓶ごとお持ち帰りしたい場合はRs.250がかかってしまうのでご注意。
その他アメニティなど
出窓には、ウェルカムフルーツのミニバナナが。
有料のワインボトルも2本置かれていました。
Domaine Font SanteのCotes Du Rhone、1本Rs.3,230です。
ガウンはオレンジとネイビー。格闘家っぽくて強そうな配色(?)。
クローゼットの中に、アイロンとアイロン台も入っていました。
ビーチサンダルも備え付けてあります。
湯沸かし器と人数分のティーセットとお水など。
お水は、ペットボトルではなく、ガラス瓶に入っていました。環境への配慮、さすがですね。
ティーバッグのジンジャーティーが美味しかったです。
客室に届けられていたスーツケース。
今回の旅行で増えていくバゲージタグ。ジェットウィングライトハウスのタグが可愛くて、帰国後もしばらく外せませんでした。笑
ホテル内を散策
客室で一息ついた後、館内の散策に出かけてみました。
美しい回廊
思わず立ち止まってしまったのが、2階シナモンレストラン(The Cinnamon Room)前にある中庭。
回廊の中央に池が配されています。
う、美しすぎる…!
周囲に配置された調度品も含め、すべてバワによって計算し尽された空間なのだそうです。
夜のロビー周辺
ロビーに戻ってきました。
夜のロビーは、間接照明に照らされ、落ち着いた雰囲気です。
ピンク〜パープルに染まる空。
幻想的な美しさに、ため息が漏れちゃいます。
屋外に置かれたテーブルの上ではランタンの炎が揺らめきます。
椅子に腰かけて景色を眺めてみたり。
浜辺付近まで降りてみると、なんと子猫ちゃんに遭遇!
どこから来たの?野良猫でしょうか。このあとまた再会するのですが、それはまた後で。
レストラン
夕食と朝食付きのプランでした。
ディナー〈コース〉
さてさて、日もとっぷりと暮れ、待ちに待ったディナーの時間になりました。
ディナーは、ロビー脇、先ほど散策した浜辺のすぐ手前にあるレストラン「カルダモンカフェCardamom Café」にて。
店内席とテラス席が選べますが、せっかくなのでテラス席をチョイス。
目の前はすぐ浜辺のお席です。↑岩の上に並んで寝そべっているカップル(?)が見えました。大胆!
ビュッフェスタイルかコース料理かは日によって異なるみたいですが、この日はコース料理でした。
メニュー表です。ぼやけてしまっていてごめんなさい。
西洋×スリランカ料理、といったところでしょうか。
前菜、スープ(2種類から選べる)、メイン(5種類から選べる)、デザート(2種類から選べる)、コーヒーor紅茶のセットメニューです。パンも付いています。
【前菜】
【スープ】チキンと卵のスープ。
【スープ】クリームスープ。同行者が注文。
【メイン】スリランカカリー&ライス。
【メイン】ファルファッレパスタ、クリームソースかけ。同行者が注文。
【デザート】アップルクランブルとシナモンアイスクリーム。
どれも美味しかった〜!目も舌も喜ぶお食事でした。
ホテル内のレストランは、ドレスコードは特になさそうです。2階にあるシナモンルームというレストランは、少しかしこまった雰囲気なので、あまりラフな服装ではないほうがいいかもしれませんが。
普段着でまったりお食事を楽しみました。
そういえば、テーブルに敷かれたランチョンマット、シンプルながらも洗練されたデザインで素敵です。ベアフットのものでしょうか。バワの世界観によく溶け込んでいますね。
ファブリックひとつとっても、こだわりを感じさせるホテルです。
★お土産に人気!カラフルで可愛らしいベアフット(BAREFOOT)の布雑貨についてはこちらをどうぞ↓
白ワインも注文。
グラス1杯1,000円位だった気がします、たしか。おぼろげな記憶…。
ムードあるレストランで、海の音を聴きながら、美味しい料理とお酒♡
非常によい気分でした。
おや、足元でニャアニャア声がするな…と思ったら、先ほどお散歩中に出会った子猫ちゃんが、またやって来ました。
私の脚の間をするりするりと歩き回る。か、可愛い…。
ごはん欲しいのかな?全部食べちゃったんだよ〜ごめんね。笑
食後、レストラン付近を一回りしてみました。
静かなロビー周辺。
浜辺そばのテーブル席。
ここでカクテルなんか飲んだら、さぞムーディでしょう。
なにかが足元でうごめいているぞ…とよく目を凝らしてみると、蟹を発見!
猫に蟹にと、自然の生き物との遭遇率が高いです…!
でも不思議と虫は気にならなかったなぁ。あ、虫除けスプレーをガンガン身体に振り撒いておいたおかげかしら?笑
モーニング〈ビュッフェ〉
朝食は、昨夜夕食をいただいたカルダモンカフェにて。
部屋からレストランに向かう途中の廊下で、おそらくスリランカ人の新郎新婦さんを発見!
このホテルで挙げる結婚式、素晴らしいですね。ダイナミックな景観も相まってより感動の式になりそう!絶対に映えますよね~!
スリランカハネムーンもありだな!と思った次第です。ま、自分はとっくに新婚旅行は済んでいるのですが。笑 サントリーニ島から臨むエーゲ海も美しかったですよ!本ブログのコンテンツバー「海外旅行→ギリシャ サントリーニ島」の記事を読んでみてね!←ちゃっかり誘導。笑
さて、朝食はビュッフェスタイルです。食事を取りに行きやすいように屋内席にしました。
西洋料理の他に、カレーをはじめとしたスリランカ料理も。サラダやフルーツも充実。
ナゾのスープを発見。Mukunuwannaという薬草。草の味?しょっぱかったです。健康にはよさそう。
エッグホッパーも作ってもらえます。
紅茶も熱々のポットサーブ。
本場スリランカの紅茶は、香り高くて美味しいです。
窓の外は、よく晴れた空。
朝から気持ちの良い景色です。
スリランカにいる間、このように水に浮かべたお花をよく見たのですが、なんていうのかしら?浮き花?
素敵。プロフィール記事のトップ画像にもしている、お気に入りの写真です。
海辺を散策
朝食後、チェックアウトの時間まで海辺に繰り出しました。
海へと下る道。
インド洋は、太平洋と比べて、波もどことなく荒々しい感じがします。海水浴をするにはちょっと危ないかもしれません。
せっかくなので、足だけ入水。
ひんやりして気持ちいい〜!
浜辺で貝殻拾いをしたり。
驚くほど大きく育った木々を眺めてみたり。
ピーチパラソルとチェアもあります。
ビーチチェアに寝そべって日向ぼっこするのも気持ち良さそうですね。
2つのインフィニティプール
ジェットウィングライトハウスには、2つのプールがあります。昼と夜とで雰囲気も違うので、時間帯を変えて訪れるのもおすすめ。
広々としたプール
ホテル敷地内を散策していると、プールに行き着きました。
せっかくだから、ということで、兄はプールで泳いでみることに。
とても広々!なぜか泳いでいる人も少ない!
プール手前は底に足がつく水深ですが、奥に行くにつれて水深が深くなるので注意(2mはあったと思います)。多分、知らずに泳いで行くと溺れかけます。笑
私は泳ぎが不得意なので、足で水をパシャパシャしてみたり、プールサイドをうろうろしたり。
一見インフィニティプールではなさそうだなと思ったのですが、バワさん抜かりない。
プールに入った目線からだと、ちゃんとインフィニティプールになっています。まるでプールの外縁が水平線と一体化しているように見えます。
別の場所に、もうひとつ小さめのプールもあります。
こちらもばっちりインフィニティプールです。向こうが木なのでちょっと異色な感じがしますが。
プールサイドにはレストラン(Lorenzo’s Pizza Bar)があります。
ピザをはじめとするスナックメニュー、カクテル、スムージーなんかも頼めるそうです。
ロマンティックな夜のプール
夜にも、小さいほうのプール前を通りかかりました。
とてもロマンティックな雰囲気です。
バスタオルを置く台も、いちいち素敵。
写真両脇に写るオレンジ色のものがバスタオル。インテリアの一部のようですね。
夜のインフィニティプール。
インフィニティプールの仕組みはこんな感じ。
向こう側は階段式になっており、水が流れ落ちるようになっています。
客室棟の2階からパシャリ。
贅沢な空間の使い方が、見ていて気持ちがいいです。
プール周辺で見つけた調度品など。
私たちの部屋は白の扉でしたが、鮮やかなグリーンの扉を発見。可愛らしかったのでパシャリ。
もう何泊かして時間に余裕があれば、もっと細かな部分まで見て回りたかったなあ。
さいごに
ゴールの世界遺産のすぐそばに位置するバワ建築リゾート、ジェットウィングライトハウス(Jetwing Lighthouse)。
海風が吹き抜ける、開放感たっぷりの雰囲気がとても気に入りました。
入口螺旋階段の兵士達のオブジェに圧倒され、美しいインド洋の眺めとバワ建築の融合に感嘆し、美味しい料理をいただく…。素晴らしい時間を過ごせました。
またいつか、絶対泊まりたいホテルです。
みなさんも、スリランカを訪れる際には、宿泊してみてください。忘れられない体験になると思いますよ♪