レストラン・カフェ

予約必須の六本木・薬膳火鍋「天香回味」。台湾リピーターがおすすめする都内の美味しい料理店・カフェ②

六本木・薬膳火鍋「天香回味」

都内でも雪が降った寒ーい金曜日の夜、台湾薬膳火鍋専門店「天香回味(テンシャンフェイウェイ) 六本木店」に行ってきました。

モンゴルの英雄チンギスハーンが強靭な身体を作るために考案されたという天香回味鍋。滋養強壮、美容に効果があるのだそう。いざ身体を温め、デトックスして参りたいと思います。

 

日本橋本店に一週間前に予約の電話をかけたのですが、あいにく満席。店員さんが電話口で他の空き店舗を調べてくださり、無事六本木店に予約できました。

日本橋本店・六本木店・赤坂店と、銀座店・銀座中央通り店・赤坂別館・玉川高島屋店とでは、メニューが若干異なるのでご注意ください。前者のほうが安いコースからありますよ。

六本木店のアクセス

六本木駅から徒歩5分ほどの場所にあります。

5番出口を出て、後ろを振り向き、外苑東通りの大通りをまっすぐ進み、3本目の、下り坂になっている路地に入ります。最初の曲がり角を左に曲がると、その裏手に入口があります。WIND ROPPONGIビルの4階です。

f:id:shikazemiu:20190216081545j:plain

あやしげな雰囲気のビルですが、大丈夫です。ためらわず入りましょう。

エレベーターは年季が入っていて、ゆっくり動きます。3,4人乗るとぎゅうぎゅうです。扉も即閉まるので乗るときに挟まれないようにご注意を。笑 階段もあります。

店内

店内に入ると、カレーのような香りがします。

内装は、若干昭和っぽい雰囲気ですが小綺麗です。座席も広々です。

f:id:shikazemiu:20190216081647j:plain

メニュー

メニューは、単品かコースから選べます。どちらも、火鍋の2種類のスープの味は固定です。

 

単品ですと、薬膳鍋スープ大(三人前~ 税込6,696円)、小(二人前 税込3,607円)と別に、お好みの具材をオーダーする形式です。

 

コースは、Aコース(税込4,299円)、Bコース(税込5,810円)、Cコース(税込8,618円)の三種類です。

Aコースは、前菜、米沢豚一番育ちしゃぶしゃぶ肉、火鍋盛り合わせ~国産キノコと色とりどりの野菜~、パクチー、お薦めの一品、讃岐うどんorクロレラ入り翡翠麺、デザートです。

Bコースは、Aコースのメニューに、お薦めキノコ2種、馬のコラーゲンゼリーが追加されます。

Cコースは、Aコースのメニューに、お薦めキノコ2種、馬のコラーゲンゼリー、フカヒレが追加され、米沢豚一番育ちしゃぶしゃぶ肉が国産霜降り牛しゃぶしゃぶ肉にかわります。

私たちは、馬のコラーゲンに惹かれ、Bコースにしました。

 

台湾茶や、健康に良さそうなお酢ドリンク、アルコールのメニューも豊富でしたよ。

いざ、実食!

前菜です。

f:id:shikazemiu:20190216081553j:plain

左から、ピータン、くらげ、漬物です。漬物の上に載っている赤い糸のようなものは、台湾の糸とうがらしで、辛くはないです。

 

さて、火鍋がどーんと登場しました。

f:id:shikazemiu:20190216081611j:plain

3人前は、思ったより大きい鍋です。左は辛めの「天香」スープ。右はあっさりした「回味」スープです。「天香回味」という店名の由来にもなっていますね。

天香スープは、天まで香るほど香り高いことからその名が付けられ、回味スープは、数十種類の天然植物の成分が引き出された味わい深いスープです。

f:id:shikazemiu:20190216081618j:plain

天香スープは、カルダモンなどの胃腸を保護する成分が多く含まれ、通常の麻辣鍋のような刺激がなく、食後の胸焼けや胃もたれもないのだとか。クミンとターメリックがメインで使われています。入店したときにカレーのような香りがしたのはそのためだったのですね。

 

豚肉と、野菜とキノコの盛り合わせがやってきました。

f:id:shikazemiu:20190216081629j:plain

Bコースの盛り合わせはインパクト大です。思わず写真を撮ってしまいます。店員さんによると、女性は10人中9人が写真を撮るみたいです。男性は、10人いれば0.5人だそうです(0,5人とは?笑)。 

盛り合わせのキノコは五種類(エリンギ、マイタケ、タモギ茸、ジャンボなめこ茸、柿の木茸)です。このほかにBコースでは日替わりで2種類出てきます(この日は白嶺茸ともう一種類は失念)。野菜等は、キャベツ、ホウレンソウ、水菜、ミニトマト、ニンニク、さつまいも、レンコン、揚げ豆腐です。

パクチーは別皿に載ってきますので、お好みで自分のスープにトッピングしてくださいとのこと。同行者はみなパクチーが苦手だったので、すべて一人でいただきました。嬉しい(パクチー好きの私)。

 

馬のコラーゲンは液状でした。スープに入れて飲みます。

f:id:shikazemiu:20190216100009j:plain

 

年配の男性店員さんが、口上のように流暢に具材の説明をしてくださったあと(思わず聞き入ってしまいます)、最初だけ具材を鍋に入れてくれます。それぞれどのくらい煮ればいいのか教えてくれますよ。

f:id:shikazemiu:20190216100238j:plain

きのこは5分くらい(白嶺茸はまわりが少し透き通ってきたら)が目安です。さつまいもは、箸が通るくらいになったら食べごろですが、あまり煮すぎると溶けてなくなってしまうのでご注意を。元々スープに入っているネギは1時間ほど成分を煮出してくださいとのこと。

なお、スープに浮かんでいるナツメヤシや竜眼の実も食べられますよ。甘くてプルーンのような味がしました。しわしわしている実だけは、腐ったケヤキの木のような味がするそうなので食べないでくださいとのこと(試しにかじってみましたが、たしかに木の味がしました。漢方のお薬の味なので、意外と食べれなくはないかと。笑)。

 

天香スープは、カレースープのような味わいで、そこまで辛くはないです。回味スープは、クセがなく、しょっぱすぎないのでいくらでも飲めそうなお味です。 回味スープに、天香スープをお好みで足して飲むのがおすすめ。2:1くらいの割合がちょうど良さそうです。

 

食べているとじんわりと汗をかいてきます。スープの香りが食欲を刺激し、どんどん食べられます。

 

〆の麺は、クロレラ入り翡翠麺をチョイス。 店員さんが、盛り付けまでやってくれます。緑色をしたラーメンといった感じ。

デザートは、さっぱりとしたオーギョーチゼリーでした。最後までヘルシーです。

まとめ

台北に行ったときに食べた火鍋はものすごい独特の味と香りがしたのですが、このお店は、薬膳を感じつつ、日本人でも食べやすいお味に仕上がっています。火鍋を初めて食べる方でも美味しく召し上がれると思います。店内は女性のお客さんも多かったですよ。デートや女子会にも良さそうです。

食べた後はぽかぽか、翌朝のお通じも快調でした。

 

栄養たっぷりの薬膳で抵抗力を高められ、風邪予防にもぴったりの「天香回味(テンシャンフェイウェイ)」の火鍋。

旨味たっぷりのやみつきになるスープですので、とにかく美味しい鍋料理が食べたい!という方も、ぜひ行ってみてくださいね。おすすめします。


 

↓台湾リピーターの私が、都内の美味しい料理店&カフェを巡るシリーズ↓

www.shikazemiu.com