続スリランカ旅行記3日目。
本日のホテルは、キャンディの街を見下ろす丘の上に位置するリゾートホテル、アマヤ ヒルズ Amaya Hillsです。
シギリヤロック、スパイスガーデン、仏歯寺、そしてキャンディ芸術協会にてキャンディアンダンスを鑑賞した後、車で向かいました。
★キャンディアンダンスショーについてはこちらの記事をどうぞ↓
www.shikazemiu.com
ヒルズ(丘)というより山の上…?
ホテル名に、ヒルズ(丘)とありますが、丘というより山では?というくらい、暗い坂道をひたすら登ります。
歩きは無謀なので、車で行くことをおすすめします。
ホテルに到着!
キャンディの街中から30分。本当に着くの?と心配になってきた頃、立派なホテルが現れました。
ロビー&プール
到着すると、ウェルカムティーと一口サイズの砂糖菓子でお出迎え。
ロビーでは、バイオリンの生演奏もしていましたよ。
夜風が吹き抜ける広々としたロビーを抜けると、大きなプールが見えます。
綺麗にライトアップされていますね~。
キャンディの街並みを一望
プールの向こうを見下ろすと、キャンディの街並みが一望できました。
さすがに日本の都会のようにはギラギラしていませんね。
向こうの山の上に何か光を見つけたので、ズームで撮影してみました。左端に仏舎利塔が見えるので、おそらく寺院でしょうか。
煌々とライトアップされているのは、何かお祭りや儀式が行われているのか…それともいつも明るく照らされているのか…。想像力が刺激されますね…!
月とうさぎ伝説の由来
ホテル内には、宝石店などもありました。
宝石には興味がないので、お店には入りませんでしたが、店外の壁のイラストが面白かったのでパシャリ。
日本では、十五夜の月うさぎ伝説が広く知られていますが、スリランカでも、月といえばウサギなのか…!とちょっぴり驚いた次第です。
気になって調べてみると、月うさぎ伝説は、インドの「ジャータカ」などの仏教説話に由来するのだそう。
その内容は、「力尽きて倒れている老人を助けるために、うさぎは自らの身を食料にしてもらおうと火に身を投げました。実は、その老人の正体は帝釈天。帝釈天は、うさぎの慈悲深い行動を後世に伝えるために、うさぎを月に昇らせました。」となっています。
この物語はインドから日本へ伝来し、少し形を変えて「今昔物語集」などに収められたそうですよ。
月とうさぎの物語は、むしろこちらの地域発祥だったのですね〜。こんな旅の小さな発見も楽しいものですね。
客室
2ベッドルームに、エキストラベッドが1つで3人部屋になっています。エキストラベッドは小さめなので、寝相の悪い方は落ちないように注意です。
バスルームは、清潔でそれなりの広さ。
ユニットバスの仕切りは、シャワーカーテンではなく、スライドガラスです。
湯沸かしポットとコーヒー類、コップが備え付けられてあります。
3人で宿泊したのですが、2人分しかありませんでした。まぁ、スリランカの他のホテルでもありがちなので、もはや気にしませんでしたが。
窓ガラスには、猿と鍵のマークが。
鍵を閉めないと、外から猿が入ってきてしまうんですね…!さすが山の中のホテルならではですね~。
レストラン
さて、レストランもご紹介します。
テラス席&屋内席
室内席とテラス席が選べます。
テラス席は、開放感にあふれ、眺めも良かったですよ。
朝も爽やかで気持ちいいです。
時期によっては雲海も見られるそうですよ。
屋内席もゆとりある空間で、落ち着いて食事ができます。
ブッフェスタイルのお食事
ディナーとモーニングともに、ブッフェスタイルです。
上の写真の奥に映るパイナップルジュースは、追加料金のドリンクなのですが、フレッシュかつ濃厚でとても美味でしたよ~。
カレーなどのスリランカ料理のほかに、和洋中の料理もありました。
濃厚で美味!ライオンスタウトビール
追加料金で、ライオンスタウトビールを頼みました。
スリランカを代表するライオンビール。ラガーとスタウトがありますが、濃ゆーい黒ビールが好きな私は、迷わずスタウトをチョイス!
スリランカでは女性の飲酒については良い顔をされないらしいのですが、ここには観光客しかいないので気にせずグビッといっちゃいます。
まさに漆黒。
“ホップの帝王”と呼ばれたビアハンター、マイケルジャクソン(※ミュージシャンの”ポップの帝王”マイケルジャクソンとは同姓同名の別人です笑)も絶賛し、モンドセレクションでも最優金賞を受賞した実力派。
お味は、コーヒーやビターチョコレートのような濃厚さがありクリーミー。しかし、甘いだけでなく、キレもあります。美味〜!!!
樽香が効いた赤ワインがお好きな方は、きっと好きなタイプのビールだと思います。
健康に良いキトゥルハニー(孔雀椰子の花の蜜)
私がスリランカに来たら絶対に味わいたいと思っていたキトゥル・パニ(キトゥルハニー)。
↓こちらの本で存在を知りました。
キトゥル・パニとは、孔雀椰子の花の蜜のことです。血糖値が上がりにくく、ビタミンB群の仲間であるイノシトールが含まれているため、健康に良いとされる甘味料です。
カード(水牛ヨーグルト)や紅茶に入れるほか、料理やお菓子作りにも使われます。
どのホテルのブッフェにも置いてあった気がします。
アマヤヒルズホテルに置いていたのは、キトゥル・パニを煮詰めて固めたキトゥル・ハクル。
見た目は黒糖のようですが、そこまで甘ったるくなく、優しいお味でとても美味しいですよ。
昨日のハードスケジュールで疲れた身体に染み渡ります〜。
日本ではあまり見かけないので、お土産にもぴったりだと思います。
ただし、液体のキトゥル・パニはスーツケース内で爆発するそうなので(!)、固形のキトゥル・ハクルを買いましょう。
私は、固形のものは椰子の実サイズ(椰子の実の殻を器にして作るそう)しかないのかと思い込み、購入は断念したのです…。
しかし、後で調べてみると、板状にしたものや砕いたものも普通にスーパーで売っていたそうで…(そりゃそうか…)。
買って帰りたかった!と後悔しているものナンバーワンです。笑
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旅のハイライトのひとつとも言えるシギリヤロックを登り終えた直後だったので、気持ちに余裕ができたのか、レストランでも、より食べ物や飲み物をじっくり味わったり、景色をゆったり楽しめたような気がします。
ディナーでは、ライオンスタウトが8,8%とアルコール度数が強めなので、少し酔いも回りつつ、楽しい時間を過ごせました。笑
さいごに
キャンディの街を見下ろす丘の上のリゾートホテル、アマヤ ヒルズ Amaya Hills。
見晴らしもよく、従業員もにこやかで、気持ちの良い滞在となりました。
街の喧騒を離れて、落ち着いて過ごしたい方にはうってつけのホテルだと思いますよ。
それと、スリランカを訪れた際には、ライオンスタウトと、キトゥル・パニも要チェックですよ。
月とうさぎのモチーフもぜひ探してみてくださいね~。笑
(食べ物飲み物や文学の話になると饒舌になりがちな私。汗)
次回は、キャンディ市内観光(キャンディマーケット、ローカルアーユルヴェーダ薬局「ボーワッテBowatte」、宝石博物館など)編をお送りします。